薬指と小指の拡張 / Gコード
今回は「C F G7」「C Fm G」のコード進行を使いながら、
「3=薬指」で⑥弦の「ソ」を押弦する「G」のコードに慣れてみましょう。
◆「Fm エフマイナー」のコード
「Fm」は、「F」のコードの「ファ・ラ・ド」の真ん中の音、
「ラ」の音が「♭=半音低く」なっているのが特徴です。
押さえ方としては、③弦の「ラ」の「2=中指」を離し、1フレットをセーハするのみになるので、
「F」コードに慣れていれば、それほど難しくはないでしょう。
楽譜の前半(1小節~8小節)は、高音弦(=①②③弦)のみをアコードのパターンで練習。
後半(9小節~最後まで)は、前半のコードに低音弦が加わります。
この時、なるべく前半の「高音弦のみの時の左指のフォーム」を守りながら、
低音用の「3=薬指」を伸ばして押弦するように心がけてみましょう。
◆「G7」「G」のコード
この2つのコードの場合、⑥弦の「ソ」を押弦している「3=薬指」が、
隣の⑤弦に接触していても気にする必要はありません。
勿論、⑥弦~①弦まで全ての弦を鳴らすフルコードを弾く際などは問題になるのですが、
今回は「薬指と小指の拡張」をテーマにしていますので、
まずは『高音弦のみの押さえ方に低音が加わる押弦パターン』に慣れることから始めましょう。