Chapter 1

秋の風 / アルペジオ練習曲

今回は、今までに覚えた「Am Dm E7」「C F G7」の6種類の和音の押さえ方を使って、 コードチェンジ(=和音の切り替え)にチャレンジしてみましょう。



1. 曲のスピード、アルペジオの音と音の間隔は、かなり遅めで構いません。
2. その代わり、コードが切り替わる瞬間に気を配りながら、
3. 新しいコードの押弦速度をアップさせることを意識しつつ、
4. 瞬時にコードの切り替えができるようにしていきます。


例えば、冒頭の「Am→G7」の場合なら、「Am」の4つめの音、 開放弦の「ミ」を、なるべくギリギリまで保持しておき、次の「G7」を押弦する際に、 出来るだけ素早い動きで「G7」の「ソ」と「ファ」の音を同時に押さえる~ということになります。

この時、ただ単に『楽譜を音化するだけ』なら上記の様な動作は必要なく、 「G7」の①弦「ファ」の音は、⑥弦「ソ」の音を押さえた後、 ③弦「ソ」②弦「シ」の音を鳴らしている最中に押弦すれば充分に間に合うわけですが、 今回の練習は、右指がアルペジオに慣れ、曲全体をスピードアップさせた時に備えた準備段階と考えて下さい。


特にセーハを伴う「F」への切り替えは難易度が高くなっていますので、練習開始当初は、 上の楽譜のようにアルペジオをアコードの音形に変え、左指の動作に特化してみるのも良いでしょう。