ギター各部の名称
ギターには、ネックの部分に音程を作るためのフレットという金属の細い棒が打ち込まれた指板と、
6本の弦があります。
弦は胴体部(=ボディー)にあるブリッジとネック側のナットによって支えられており、
ヘッドには弦の張力を調整して音程を整える為のペグ(=糸巻)があります。
6本の弦は太さが異なっていて、楽器を構えた時、一番手前(上)に見える⑥弦が最も太く、
一番下の①弦にむけて細くなっています。
演奏者が弦を弾くと、ブリッジとナット間の弦が振動、その振動がブリッジやナットを伝わってボディーに伝達され、
ボディー全体が振動することによって音量が増幅する~という構造を持っています。
①. ヘッド ②. ネック ③. ペグ(糸巻)
④. ナット(上駒) ⑤. トップ(表面板) ⑥. ブリッジ
⑦. サウンドホール ⑧. 裏板 ⑨. フレット
ギターの弦にはガット弦、ナイロン弦、カーボン弦などがあり、
戦前は羊の腸を薄い膜状にして寄り合わせたガット弦が主流でしたが、
戦後、オーガスチン社が世界で最初に実用的なクラシックギター用のナイロン弦を開発すると、
これが広く浸透し、長きにわたってギター愛好家の間で親しまれてきました。
また近年では、サバレス社が他のメーカーにはない、
クリアーナイロンやフロロカーボンを素材とした様々な組み合わせによるセット弦を開発して注目を集めています。