Chapter 2

さくら

ローポジションからハイポジションの音階、左手のポジション移動、 「P指」の低音に「ima指」によるメロディを加えた重音の弾き方、プラガールと逆プラガールなど、 これまでに習得した様々な技術を使いながら、 伝統的な日本の歌曲から「さくら」を弾いてみましょう。


曲の冒頭に登場する2種類の和音は、前項のプラガールの際に練習した音形です。
ゆったりとした雰囲気を大切にしながら優雅に響かせてみましょう。
・1小節目は「1=ひとさし指」で「ラ」を、「2=中指」で「ミ」を押弦、(写真:左)
・続く2小節目は、「ラ」を押弦している「2=中指」を軸指にしながら、
・「1=ひとさし指」を⑤弦2フレットの「シ」へ移動させながら、
・「3=薬指」で、④弦3フレットの「ファ」を押弦します。(写真:右)


・「P.5」は、5フレットポジション、「P.10」は、10フレットポジションを、
・「Low」は、ローポジションを示しています。
・「P指」と「a指」による重音部分は、タイムラグをつけて弾くようにします。


・4段目、13小節からの「ラ→ラ→シ」の音形は、②弦を使って弾きます。
・16小節、3拍目の和音「Dm7/A」は、⑤弦の「ラ」からプラガール奏法で弾きます。
 この時、⑥弦の「ミ」から弾かないように注意しましょう。