メヌエット
◆ニ長調
今回は「レ」を基音とした「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」の音階で構成されるニ長調の曲に親しんでみましょう。
ニ長調の調号(=曲の調性を示す記号)として、
ト音記号の右側、拍子記号の左側に「#=シャープ記号」が2つ付き、
五線譜に記された「ファ」と「ド」の音は、全て半音高い位置を押弦することになります。
ロベール・ド・ヴィゼ―(Robert de Visee 1650?-1732)は、
バロック時代、ルイ14世の宮廷音楽家に任じられたギター奏者、作曲家で、
この「メヌエット」は1686年に出版された『ギターのための曲集』の中に含まれている小品です。
今回は、この曲を題材にしながら、
「スラーによる高音弦のメロディ」と「装飾音を含んだ和音」に挑戦してみましょう。
《3.小節》
プラルトリラーの付きのメロディ+「D」コード。
《4.小節》
プラルトリラーの付きのメロディ+「A」コード。
《13.小節》
3拍目の復前打音は「2=中指」と「4=小指」を使って上行スラーを2連続させます。
《16.小節》
短前打音の「ド#」を弾いた直後、「3=薬指」の上行スラーで「レ」の音を出します。